

常にお客様と同じ“温度”で、
「本当にしたいこと」を愚直に追求
フジアート株式会社
代表取締役 渡邉 富士雄 氏
もともとはクロス職人だったというフジアート株式会社代表取締役の渡邉富士雄氏。仕事を続けるうち、クロス以外のリフォーム業務の依頼が増え、10年ほど前から本格的にリフォーム全般を扱うようになりました。「お客様に寄り添うこと」を徹底している渡邉氏がもう一つ大切にしているのは、地元の若い世代の応援でした。
お客様が心から望んでいることは何か?
お客様が喜んでいただけることは何か?

当時は、他のリフォーム会社と同じことをしていては選ばれないと思い、とにかくお客様の満足度を上げることに注力しました。具体的に何をしたのかというと、一貫して「お客様が心から望んでいることは何か?」「お客様に喜んでいただけることは何か?」と追求し続けたんです。
また仕上がった状態を、お客様がイメージできる提案の仕方も工夫しました。ショールームが近くにあるので、お客様とご一緒することも多いです。リフォームは予算が優先されがちですが、まずはお客様の夢が膨らむような提案に心がけました。
それらの愚直な心がけの結果で、これまで続けてこられたと思っています。とは言え、私はお客様にも協力会社の皆さんにも恵まれたんだなというのも、正直な気持ちですね。
熱さには熱く、冷静さには冷静に。
お客様に寄り添い、夢を引き出していく

社員に普段からよく言うのは、「お客様と同じ温度差で」ということ。信頼できる会社かどうか、まだまだ警戒している段階のお客様もいれば、初対面でも熱く夢や希望を語ってくださるお客様もいらっしゃいます。
警戒しているお客様にこちらが熱く語れば、押し売りになりかねませんし、せっかく熱く思いの丈を話してくださって、いろんな情報や提案を求めているのに、こちらが恐る恐る出し惜しみしていれば、お客様をガッカリさせてしまうでしょう。本気ではないのかなと誤解される可能性もあります。
“同じ温度差”とは、ここなんです。常にお客様の波長を感じる、つまり今、自分が求められていることを察して、寄り添って会話する。これを私はずっと大切にしてきました。こうすることでお客様がリラックスできれば、ご本人も気づいていない“本当にしたいリフォームの姿や夢”を引き出すこともできると考えているからです。
地元の海をきれいに保ち、
若い世代への応援もしたい

地元に貢献したいと茅ヶ崎の海岸のゴミ拾い活動を、藤沢エリアのリモデル店の皆さんといっしょに行っています。このメンバーはけっこう仲がよくて、ゴルフ仲間でもあります。もちろん遊びだけでなく、月1回のエリア会議では、地元に貢献できる活動のアイデアも出し合っています。
例えば最近では、私から近隣の児童養護施設への寄付を提案しました。実は、知人がゴルフコンペでもらった賞金で、クリスマスに児童養護施設にケーキを寄付したという話をしてくれて、素直に素敵だなと感動しました。それで私も何かできないかとリモデル店の仲間に提案したんです。
また実現はまだ先になるかもしれませんが、交通遺児など親御さんがいない若い方の大学進学の学費支援などもしたいと考えています。若い世代を応援したい気持ちが強いんですね。
今、イチ推しのリモデルは?

リフォームで見落とされがちなのが、照明です。照明器具は脇役のように思われますが、実は新しく導入したキッチンをより素敵に見せたり、浴室のリラックス効果を高めたりできるのが照明なんです。ペンダントライトはそれだけで絵になります。ダウンライトや間接照明は当て方や調光の仕方、光の色合いで空間を多彩に演出できます。リフォームの際は、どう照明を当てるかもぜひご検討ください。