

かっこよさより、使いやすさ。
過剰にならず本当に必要なものは?
有限会社ティーエム設備工業
代表取締役 徳山 龍樹 氏
1994年に給湯器の設備工事の会社として創業した有限会社ティーエム設備工業。10年ほど経った頃から、既存のお客様から水まわり設備のリフォームのご相談が増え、次第に事業範囲を拡大。創業者の父から会社を受け継いだ徳山龍樹氏は、給湯器という専門性から、節電・節水など省エネの知見を活かして、地元の頼れる設備会社を目指しています。
オーバースペックにならない
お客様ごとの使い勝手を考える

給湯器の設備工事の会社として父が立ち上げてから10年ほど経った頃、2005年前後から水まわりの設備工事の依頼が増えてきました。お客様のご要望に一つひとつ応えるうちに、リフォーム全般を扱うようになったんです。
創業から30年近く経ち、既存のお客様はご高齢の方が多いので、過剰な提案をしないよう心がけています。例えば、バスなどは多機能な商品が増えています。でも、使いこなせなければ、オーバースペックになってしまいます。
大きくゆったりした浴室に憧れる方は多いですが、ご高齢のご夫婦の場合は、「掃除が大変なので、浴室を小さくしたい」というご相談もあります。年齢を経て身体が変化して、キッチンなどは低くした方が使いやすくなったというケースもありました。水まわりの設備は機能も大切ですが、高さなどの非常にシンプルな要素が、使い勝手に大きな影響を与えるので重要なんです。
まずは家族構成の変化や、暮らしぶりを丁寧にお聞きして、提案時には、デザイン性やかっこよさという視点よりも、お客様のリアルな使いやすさ、生活に合っているかというニーズを最優先しています。
地元で30年続く設備会社として
気軽に相談できる存在へ

私の実家は、会社からすぐ近くなんです。私もずっとこの町で育ちました。現在は、横浜や東京など遠方のお客様もいらっしゃいますが、父から会社を受け継いで、あらためて地元に根付いた設備会社でありたいと考えています。
実はこの数年、近隣でリフォーム詐欺に合われた方がいるとよく聞きます。「トイレのリフォームで、こんな高額な請求をされたのだけれど・・・」とご相談に来られた方もいました。内容を拝見すると、明らかに高すぎでした。地元のお客様が被害にあわれたと聞くと、やはりよい気はしません。
詐欺でなくとも工事の内容や金額が妥当かどうか、気になることはあると思います。そのような相談を気軽にできる設備会社を目指しています。ですから、当社への工事依頼でなくても、「何かおかしいな」と感じたら、なんでも気軽に相談いただきたいですね。
当社は30年ずっとこの場所に会社を構えてやってきていますし、事務所もリフォームしたばかり(2023年7月現在)。これからも長く地元のお客様に貢献したいと考えています。安心して頼ってくださると嬉しいです。
地元の友人に誘われて
10年近くサーフィンにはまる

学生時代はサッカーをしていました。大人になってから、この10年くらいはサーフィンにはまっています。20年来の友人に誘われて始めたのが最初です。ちなみに行くのはいつも千葉の海なんですが(笑)。
今、イチ推しのリモデルは?

故障したり新しい機能が欲しくなったりと、買い換えのきっかけがわかりやすいのが、水まわりの設備です。床はそうそう傷むようなものではありませんが、人が通ったり動き回ったりする部分は決まっていて、部分的に経年劣化しやすい部位です。新しい床材は汚れがつきにくくお手入れがラクなタイプもたくさん出ています。30年近く使っているなら、ご検討されてもよいでしょう。